

漢方薬は、「体質改善」に役立ちます。
単に症状を鎮静するのではなく、からだの器官一つ一つの働きを正常な状態に戻し、全体のバランスを整えていきます。それによって人間本来が持っている自然治癒力を高め、症状をなくしていくのです。
「漢方は病気ではなく人を治す」という言葉が、漢方の性格を端的に表しています。
生活習慣病や慢性病、アレルギー、不定愁訴などが西洋医学で改善しにくいのは、これらの病気が複数の、長年積み重ねられた悪因から発しているからです。
からだの総合的な改善をはかる漢方こそが、着実な効果を発揮しています。
簡単に服用できる錠剤やドリンク状の漢方薬、いわゆるエキス製剤が主流の中、タキザワ漢方廠はあえて煎薬を提唱しています。
漢方は、水から煎じだして服用するのが最も効果的だからです。
水から煎じると、天然物である生薬の複雑な成分が残らず抽出され、それを服用することによって破壊されていない、活きた成分を吸収することができるのです。
また、点滴の例からもわかるように、液体に溶け込んだ成分が体内に最も吸収されやすいということも、煎薬の利点の一つです。
「煎薬が一番効果的と言われても、煎じる手間が…」というお客さまの声にお応えして、タキザワ漢方廠は「ティーバッグ式漢方煎薬」を開発しました。
これまでの繁雑さが一挙に省け、「お客さまにお勧めしやすい」とお店の先生方に好評です。
タキザワ漢方廠の「ティーバッグ式漢方煎薬」を、処方別にわかりやすく整理・保存できる、「総桐製煎薬ダンス」もあわせて販売しています。
桐は通気性がよいうえに虫やカビなどを寄せつけませんから、"生きもの"である漢方煎薬の最上の収納素材です。
桐の色合いやシンプルな作りは、近代的なつくりのお店にもしっくりとなじみ、年月とともに味わいを増す桐独特の風格が店頭イメージをグレードアップさせます。
一昔前は、どこの薬局でもこのような百味ダンスが設置されており、その前でお客さまと店主が会話を交わす光景がよく見られました。
新薬の台頭とともに百味ダンスは姿を消していきましたが、お客さまとの交流を第一に考えるタキザワ漢方廠は、もう一度あの光景を店頭に取り戻したいと考えています。
「総桐製煎薬ダンス」は今、"漢方を扱うお客さま本位の薬屋さん"の目印にもなっています。
(1回分)

耐熱容器にお水300CCと漢方薬1袋を入れ、レンジで約5〜8分温めます。 ※電子レンジ加熱直後は熱くなっていますので、やけどに気を付けてください。 加熱後、薬を袋ごと捨てて1回量として服用してください。

1日分2包をまとめて煎じる場合は、水600ccを使い、1日分2包(和紙袋)を一度に土瓶に入れ煎じます。出来上がった煎じ薬を朝・夕の2回に分け、空腹時に服用してください。(煎じ終わったら和紙袋を取り出す。)

1日分3包をまとめて煎じる場合は、水600ccを使い、1日分3包(和紙袋)を一度に土瓶に入れ煎じます。出来上がった煎じ薬を朝・昼・夕の3回に分け、空腹時に服用してください。(煎じ終わったら和紙袋を取り出す。)
- 熱いのでやけどをしないように気を付けて飲みましょう。
- 漢方の種類により苦くなってしまうものもありますので、薄めて飲んでいただいてもかまいません。
- 飲んだあとに、下痢、吐き気などの症状(瞑眩)が表れたときは飲むのをやめてください。
瞑眩 とは・・・- 病気が改善していくときに現れる良性の反応のことです。ただ、副作用か瞑眩であるかどうかの判断は難しいと思いますので、なんらかの症状が現れたらご連絡ください。
